技術職

「とりあえずやってみるマインド」で、
「インフラを支える技術」を世界へと広めたい。

本社開発課 Y・K 2017年入社(一度退社し、2020年に再入社)

本社システム開発課 Y・K

入社前と入社理由

当時私は大学院の工学部で電気電子情報を学んでいて、長岡在住でした。すでに学校を卒業してユニオンツールに勤務している友人もいたので、ユニオンツールの存在は知っていました。ただその頃は就職先に対してまだビジョンを明確にできていなかったので、製造業以外にもさまざまな業界の企業を受けていました。その中で、一番印象がよかったというのと、やっぱり地元企業が安心という理由で選んだのが、ユニオンツールでした。入社後は、1ヶ月ほどの集合研修、さらに10ヶ月ほどの見附工場での現場研修を経て、自社の生産設備を設計開発する長岡工場の生産技術課に配属されました。その中で、学生時代に扱っていたAI技術を製造ラインに導入するプロジェクトにも関わることができ、やりがいを感じていました。

しかし結婚を機に、生活拠点の都合で転職することに。転職先ではAI技術に関われると聞いていましたが、実際には思うように挑戦できない状況でした。そんな中、ユニオンツールから「東京で新しいプロジェクトに挑戦しないか」と声をかけてもらい、自分のやりたい技術に再び挑戦できる環境があると感じ、再入社を決めました。

仕事内容

ユニオンツール内の部署や課は、そのほとんどが主力商品であるドリルに関する開発や製造に関わっていますが、私が再入社後に配属された開発部の本社開発課は、ドリルとは関係のない新規事業にチャレンジできる唯一の部門です。そこで私が携わっているのが、「ユニオンツール ロードタイガー」という、道路の傷み具合を自動でチェックする車の開発です。3Dステレオカメラやセンサーなどの機器を搭載し、最高時速120kmの速度で走りながら路面を撮影、その画像を分析することで高速道路のひび割れやわだち掘れ、平坦性など、路面の劣化や傷みの具合である「路面性状」を数値化することができます。私が再入社した5年前は、まだ車両の形もなく、そもそもこの測定車が作れるのか?という段階でした。

私はソフトウェア担当として、主に以下のことを担当しています。

・走行中に取得した画像データの解析
・AIによるひび割れ検出の精度向上
・測定結果のレポート化

これまで人が目で確認していた作業を自動化することで、効率と正確性を大きく向上させる技術です。
実験車両の製作から約4年かけて実運用を実現。現在もその技術精度を上げるとともに、ロードタイガーのさらなる可能性を広げるための技術開発に取り組んでいます。

【開発部の他の取組】

・ウェアラブル心拍センサ技術
小型・軽量な心拍センサで、さまざまな場面で生体データを計測できます。
心拍間隔を高精度に取得し、解析することで、主観評価だけでは捉えきれない"心と身体の変化"の客観的な評価を提供します。
大学や研究機関における研究、企業における各種の製品開発まで、活躍の場は多岐にわたります。

・非接触バイタルセンシング技術
スマートフォンのカメラで撮影した顔の肌色の変化から心拍間隔の揺らぎを検出し、リラックス状態の推定などを行います。
スタートアップ企業との共同事業です。

この仕事の面白さや、やりがい

もともとセンサーを使って、制御して、何かを動かすという仕組みが昔から好きでしたし、そのセンサーの値を計算して、その結果を何かに活かすという今の仕事は面白いですし、気に入っています。ただロードタイガーの開発は、常に高いハードルや厳しい課題と直面しながらの大変な開発でした。たとえば、路面のひび割れは、「1㎜」という国交省が定めた基準があります。しかも走行する高速道路は、120kmの制限区間があるため、時速120 kmで走行しながら1mmという微細なひびを捉えるような撮影技術を開発しなくてはならないというハードルの高い課題でした。まず開発中の実験車両は、公道を走れないので「120kmで走行できる直線道路のテストコース」が必要でしたが、この条件で走行できるテストコースがありませんでした。そのため仮説を立てられるだけのデータや証拠を集めることで、なんとか高速道路でのテスト走行にこぎつけることができました。しかし実際の高速道路で走行するとまた新たな課題が見えてくるなど、思うようにいかないことの連続でしたが、チームで試行錯誤を重ね、約4年かけて実用化にたどり着きました。時間がかかった分、完成した時の達成感は非常に大きかったです。

成長を感じる部分

学生時代から「わからなくても、とりあえずやってみる」という姿勢で研究に取り組んでいましたが、ロードタイガーの開発を通じてまたさらにそのマインドが強くなったと思います。学生時代は「自分でできる範囲で頑張る」という個人プレイなスタイルでしたが、社会人になると当然「チームプレイ」が基本になります。同僚やお客様、協力会社まで、プロジェクトに関わる全ての方々を巻き込みながら、泥臭くても最後までやり切る。そういった学生時代にはなかった「周囲を巻き込んで、やり切る力」をユニオンツールで身に付けることができたと思います。

社内(部署内)の雰囲気

本社開発課は、新規事業に挑戦する部署です。自分で考えて行動することが求められる一方で、アイデアを発信すれば実行できるチャンスがあります。「大企業としての安定した基盤」と「スタートアップのような挑戦環境」この両方がある点は、大きな魅力だと思います。また、分からないことがあっても周囲のサポートやツールを活用しながら学んでいける環境なので、新しいことにも安心してチャレンジできます。

今後の目標や成し遂げたいこと

直近の目標としては、ロードタイガーのエンジニアリングを横展開していくことです。現在のロードタイガーは、特定のお客様の要望を叶えた「特注仕様車」になっています。現在は高速道路の路面の測定にとどまっていますが、ロードタイガーの技術を応用すれば、空港の滑走路など他のインフラの測定・検査も実現できるのではないかと考えています。インフラの測定や検査は、交通や人の安全に影響を及ぼすものだからこそ、この技術の追求には終わりがありません。インフラの安全を支える技術は社会的な影響も大きく、その分やりがいも大きい分野です。将来的には、海外展開も視野に入れながら、より多くの場面で役立つ技術へと進化させていきたいです。

これから入社を希望する方へ

ユニオンツールは、製品だけでなく、製造設備や検査機器まで自社で開発する技術力を持つ会社です。そのため、機械・電気電子・ソフトウェア・AI など、さまざまな分野の知識を活かせるチャンスがあります。また、年次に関係なく挑戦できる環境があるので、「新しいことに挑戦したい」「学んできたことをモノづくりに活かしたい 」という方には、非常に合っていると思います。「やったことがないから不安」ではなく、「まずはやってみる」姿勢を大切にできる方と、ぜひ一緒に働きたいです。

オフの日は…

仕事もそうなのですが、私は一人で黙々と集中できることが好きなので、土日は趣味のランニングや、プラモデルなどの模型作りに没頭している時間が多いですね。もちろん家族との時間も大切にしたいので、妻と一緒に出掛けることもあります。

1日の流れ

9:30 出社・始業
10:00 業務準備・業務スタート

メールチェック後、収集した画像データの計算や分析など

12:00 昼休憩
12:45 午後の業務スタート

撮影した画像データの計算やシミュレーション

14:00 打合せ

課内ミーティングや、協力会社との打合せ

16:00 作業再開

画像データの計算・シミュレーション作業の続き

18:00 退社

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