エンドミルだより vol.4

2021年7月 vol.4 私のこだわり UDCシリーズ(1)

UDC膜開発者 技術開発課 佐藤和祟

超硬がバリバリ切削できる
強靭なUDC独自膜の開発!

出身地

新潟県見附市

趣 味

美味しいものを食べるのが好きです。新潟県内のラーメン屋さんの食べ歩きを楽しんでいます。

超硬加工用UDCシリーズは、発売からおよそ10年が経過しました。振り返るとこのダイヤモンドコーティング膜の開発はハードルが高く苦労したことを思い出します。超硬合金がバリバリ切削できる工具があれば面白い。世の中の役に立ちたいという強い思いを胸に、今までにない『強靭なダイヤモンドコーティング膜の開発』に挑戦しました。超硬合金の切削加工時は、それまでの加工対象であったグラファイトやCFRPと比較して負荷が大きくなるため、ダイヤモンド皮膜にクラックが発生し、膜の欠落が確認されました。そのため結果的に工具の折損寿命がばらつき、実用寿命が短かかったのです。この膜欠落を生じさせないダイヤモンド皮膜の靭性向上が開発課題でした。開発をはじめたころは寿命のばらつきが大きかったり、全く加工できなかったりと悪戦苦闘の連続でしたが、膜質の調整や積層方法を見直し、繰り返し検証することで何とか実現しました。現在では、荒加工や仕上げ加工用のシリーズをラインナップし、お客様にご愛用頂いております。これからも、今できないことでもあきらめずにチャレンジし、より良い製品を開発していきます。

佐藤さんが“こだわり”をもって開発したUDCシリーズはこちら↓
用途に合わせて各種形状、サイズを取り揃えております。特に、荒加工用のUDCBH、UDCLBHは、これまでのイメージを覆す加工スピードを実現しています。
ぜひUDCシリーズによる“ 超硬直彫り加工”をお試しください。

超硬エンドミル ユニマックスシリーズ 2枚刃ダイヤモンドコーティング UDCシリーズ Vol.12

2021年7月 vol.4 私のこだわり UDCシリーズ(1)

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PRODUCT 03 超硬エンドミル

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