当社は「自然を愛し、人を愛する企業活動を通じて、豊かな地球環境づくりに貢献する」基本理念のもと、環境への取り組みを行っております。
省エネルギー化については、付加価値の高い製品を作るために生産活動におけるエネルギー使用量が年々増える傾向にありますが、少しでも効率の良い生産ができるよう各生産拠点で取り組んでおります。
リサイクル化については、製品ケースの再使用を推進しております。周囲の状況の変化に伴った効率化・採算性を考慮した形で取り組みの手法を検討しながら実施しております。
省資源化については、製造設備の開発により、省資源工具・長寿命工具の開発・改良を進め、より多くのお客さまに認めていただける製品の供給に努めてまいります。
2025年 環境 目的・目標
NO. | 項目 | 目的 | 2025年目標 |
---|---|---|---|
1 | 省エネルギー化 | エネルギー使用の効率化 | 2024年のエネルギー使用量の1%相当を改善等により削減する |
2 | 省資源化 | 環境に配慮された製品の 開発推進 |
高性能工具の開発 3件 |
3 | 省資源化 リサイクル化 |
脱プラスチック・脱炭素を 意識した取り組みの推進 |
容器梱包材の再生率を上げる取り組みを推進し、単位生産CO2排出量を64期比5%以上低減させる |
マテリアルリサイクルを推進し、廃棄率を5%未満に抑える |
2024年は「2023年度エネルギー起源二酸化炭素排出量の1%相当を改善により削減」を目標に設定し、省エネ活動に取り組みました。
電気使用量の削減・効率化により長岡工場では前年度排出量の1.95%に相当する二酸化炭素排出量を削減し、見附工場では2.50%に相当する二酸化炭素排出量を削減し、共に目標を達成することが出来ました。
省エネは工場全体で取り組むことが欠かせません。
当社工場では各部署に目標値を定め、高効率の設備開発、効率的な設備使用、効率的な業務への改善を検討し、社員全員で取り組む省エネを活動当初から継続し、成果に繋げています。
また、お客様の手元に届く製品についても、加工性能だけでなく長寿命化を追及することにより省エネに資する製品設計に取り組んでおります。
地球環境保全と環境負荷低減に配慮した製品をお客さまに提供していくためには、環境に配慮した材料・部品等を積極的に採用していく必要があります。当社では世界的に拡大していく化学物質関連の法規制に対応し、お客さまが安心して使用できる製品を提供できるよう、グリーン調達ガイドラインを定め、それに基づく調達活動を行っています。
また、製品の有害物質情報について技術設計部門や資材購入担当部門、調達先が連携して、切削工具と直線運動軸受の全材料、部品、梱包材等における環境関連有害物質の含有状況を調査し明確にしています。
今後も製造から使用、そして廃棄まで、製品のライフサイクル全体を通じてより環境への負荷が少ない物づくりを目指していきます。
皆さまのご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
当社工場では環境統括部署が主体となり、環境に関する意識向上と知識の習得を目的として社員に継続的に教育を行っています。
教育体系は目的に合わせて4つあり、入社直後の「新入社員教育」に始まり、毎月さまざまなテーマで実施される「一般教育」、事業活動に関連するテーマを掘り下げる「基礎教育」、更なる専門性へと導く「専門教育」と、内容もレベルアップしながら教育を体系的に進めています。
「一般教育」では参加者にアンケートを実施し、テーマ選定、講師のレベルアップ等の参考にし、ブラッシュアップを図っています。
これらの環境教育は、“自然を愛し、人を愛し、仕事を愛する”という社風を守り続ける人材の育成につながっています。
2007年からドリルケースの再生業務の一部、また2014年からはエンドミルキャップの並べ作業を地域の福祉施設に委託しています。現在当社ではドリルケースのリサイクル業務を専門的な位置付けとしており、提携業者に一括して委託をしていますが、誰もが活躍する社会のためにその一部作業を福祉施設で行っていただいております。
福祉施設 虹の家様 作業の様子