チゼルポイントの偏心が発生する

弊社基準(ø0.3mm):0.01mm以下

穴品質への影響

A:穴位置不良

チゼルポイントの偏心分基板進入側から穴位置がずれる。基板にドリルが食い付いた後はドリルが傾きをもって曲がるため、貫通側の穴位置精度も悪化する。

B:穴径拡大

ドリルは基板に食い付いた後、多少歩きの現象を起こすが、ほぼチゼルポイントを中心に回転しながら穴加工する。このためチゼルポイントが偏心している場合、チゼルポイントから外周までの距離の長い方を半径として回転するため、穴径が拡大する。
この穴径拡大現象はドリルのチップポケットを大きくしたときと同様の作用があり、切り屑の排出がスム-ズになり、穴内壁粗さが良化する場合がある。

対策(ポインターの設定)

1.ドリルの仕様、径にあった刃受けを使用する

刃受けリスト

V受け

U受け

2.ドリルの突き出し量はなるべく少なくする

*ただし、UCタイプのドリルの場合はアンダーカット部で受ける。
(マージン部で受けるとマ-ジン部に微少カケが発生しやすい)

3.ユニバーサルジョイントを調整する

PRODUCT 01 PCBドリル・ルーター

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