技術一課 玉橋係長
EMG-5は旧エンドミル加工設備の後継機です。EMG-5は加工軸の構成を変更して特殊形状の加工に対応でき、 剛性と加工精度を高めることにより加工品質の安定を実現した「よくできた後継者」です。ですがEMG-5が実際に 製造現場で安定して稼働するまでには様々なトラブルがありました。なかなか求められる工具精度を出すことが できなかったこともありました。ワークや設備の状態を細かく調べ原因を追究し、製造部門や工具設計部門と 協力して対策を考えました。油温管理、砥石選定、加工条件の設定等の対策を立て、各部門で実行し問題を解決 することができました。現在EMG-5が故障した時は、組立保全部門と一緒に調査を行い、原因を探ります。 その為速やかに機械を再稼働でき、同時に予防保全の為に部品形状の見直し・改善も行うことができます。 ちなみに設備の組立、修理や段取り用の治工具もお互いにアイデアを出し合い社内で設計・製作しています。 私達はこのように設備設計部門、製造部門、工具設計部門、組立保全部門とまさにスクラム（井）を組んで 設備開発に取り組んでいます。今後もチームワークのパワーで進化していきたいと思います。
玉橋さんの開発した“ こだわり” の設備は、下のような特殊品製作で活躍しています ↓
