これまでのユニオンツール

世界への道を自ら切り拓く
技術と信念で挑戦し続けた65年

代表取締役社長

MESSAGE

町工場から世界へ
〜65年の挑戦が築いた独自の道〜

ユニオンツールは今年で創業65周年を迎えることができました。
これはこれまで当社を支えてきて頂いた社員、取引先、投資家他の皆様のお陰であります。
深く感謝しお礼をお申し上げます。

ユニオンツールが株式会社として創立したのは1960年ですが、
それ以前も個人事業として会社の前身はありました。
しかし、当時のことは私も物心つくかつかない頃のことで今では確認するすべもありませんので、
ここでは創業以降のことをお話しします。

創業当時は歯科用デンタルバーの生産を行っていました。
当時はこのデンタルバーはアメリカ製のものだけでそれを作る機械も存在しませんでした。
当時は会社も金銭的余裕もなく大変な時代でした。
それを私の父(先代会長)が自ら機械を設計し作ってデンタルバーの生産を始めました。
その後ロータリーバーも専用の機械も作り生産して販売しておりました。
そして、1980年頃からプリント基板用ドリルの需要が出てきました。
これが会社を一気に発展させるPCBドリルです。そのドリルを生産する機械も自社内で製造しておりました。

私が詳しく会社の内容を記憶しているのは大学生のころでしょうか。
狭い工場の中は自社製の機械でいっぱいでしたが、
他社から購入した機械はボール盤、フライス盤、それと円筒研磨機の三台だけでした。
すべての機械を自らで作り出す気質は貧しい町工場のときからの伝統です。
それは専用化された効率の良い機械で品質の良い工具を作る今のユニオンツールにも引き継がれております。
余談ですが長岡工場を開設する原点は社内設備の部品加工を目的としていたことは社員のほとんどの方も知らないと思います。

私は最近でも生産現場から購入したい機械装置などの稟議が上がってきた時に否決をすることがあります。
これは自社で出来るものは自社で作る、この伝統を未来の経営者や社員に引き継いでほしいからです。
創業当時の苦労などは人が変わり会社が栄えれば忘れ去られてしまうかもしれません。
しかし、機械を内製化し他社に負けない製品を作る伝統を後輩の諸氏に引き継いでもらいたいと願うところです。

ユニオンツール株式会社

代表取締役会長 片山 貴雄

HISTORY

ユニオンツールのあゆみ

1960年からはじまったユニオンツールのあゆみをご紹介します

ゼロから築き上げてきた65年

創業から現在に至るまで、ユニオンツールの歩みは常に"挑戦"と"自走"の連続でした。
新潟から始まり、自社設備の開発、そして世界展開へ。
時代や市場の変化を見据えながら、自ら道を切り拓いてきた65年の記録です。

INNOVATION

時代を切り拓いた製品の変遷

ユニオンツールが挑み続けた時代ごとの技術革新と挑戦の軌跡を、
代表的な製品とともに振り返ります。

BIRTH STORY

製品誕生秘話

これまでに作られた数々の製品には、設計者・現場・顧客との対話が息づいています。
ときには「不可能」と言われた精度や耐久性を、自社で設備ごとつくり上げて実現してきました。
製品が誕生した背景には、ユニオンツールらしい「粘り強いものづくりの姿勢」があります。

ULFコーティング

ULFコーティング

基板加工の可能性を広げた技術革新。
その精神はこれからのイノベーションへ

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UDCシリーズ

UDCシリーズ

2011年、弊社が展示会で初めて発表した「超硬加工用UDCシリーズ」。その誕生までには、多くの試行錯誤と想いが込められています。

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AD(自動ドリル研削盤)

AD(自動ドリル研削盤)

1980年代、ユニオンツールが挑んだ新たな道-AD(自動ドリル研削盤)の誕生と進化を紹介します。

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製品誕生秘話
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WITH THE COMMUNITY

地域とともに

ユニオンツールは、地域社会の一員として、共に歩み、共に成長することを大切にしています。

新潟県中越地震

新潟県中越地震

ユニオンツールは、地域社会の一員として、共に歩み、共に成長することを大切にしています。2004年の新潟県中越地震では、長岡工場が大きな被害を受けましたが、社員一丸となった復旧活動と、地域の皆様からのご支援により、早期の生産再開を実現しました。この経験を通じて、私たちは地域とのつながりの重要性を改めて認識し、災害への備えを強化してきました。地域に根ざし、地域に貢献する企業として、これからも地域社会と共に歩んでまいります。

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