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地域とともに
ユニオンツールは、地域社会の一員として、共に歩み、共に成長することを大切にしています。
新潟県中越地震
地震災害における当社長岡工場への影響
新潟県中越地震は2004年10月23日(土)午後5時56分に発生しました。新潟県中越地方を震源とするマグニチュード6.8、最大震度7(長岡工場付近は震度6)の地震でした。一時は10万人以上の人々が避難生活を余儀なくされました。長岡工場でも一部の生産設備が転倒し、製品も落下するなど大きな被害を受けました。
総力を挙げた復旧活動と、未来への備え
長岡工場の多くの社員が被災したため、社員には工場に備蓄してある救援物資を支給し、東京本社からも輸送手段を確保して救援物資を届け、全社をあげて社員の生活を支援しました。会社からは被災した社員に対して総額2億円を超える見舞金を支給し、住宅再建のために持家援助制度の特例救済策を実施しました。また独自に長岡工場敷地内に仮設住宅10戸を建設して、被災した社員及び家族が住宅再建するまでの間の住まいを確保しました。
チーム力が生んだ早期生産再開
長岡工場は地震発生直後から1日以上停電していましたが、停電した中で一部の社員は安否確認や工場の現状調査と復旧作業を行って、早期の生産ライン復旧の準備を進めました。工場全体としては24日、25日、26日を休業しましたが、地震発生2日後の25日には在庫製品の出荷を開始し、地震発生4日後の27日より生産可能な設備から稼働を始め、生産を一部再開しました。
多くの社員が工場復旧のために集まり、それぞれの役割を理解して献身的に作業したことにより、生産ラインの復旧作業を早く進めることができました。また生産設備を自社で設計開発して、自社で製造している強みが表われた場面でもありました。
また取引先の皆様から多くの救援物資をいただきましたことに感謝申し上げます。